水曜日, 2月 13, 2008

狩俣の(かずまたぬ)いさみが

湘南のど自慢大会のために練習の曲だが、歌われている内容が分からない。
工工四の解説には
イサミガとムナグズの二人が誘いあって潮干狩りに行き大漁で帰ったことを歌っ

とある。

それだけの歌なのかと思っていたら、国吉源次の工工四に詳しい解説があった。それによると、イサミガとムナグズは共に狩俣出身で仲の良い友達だった。二人とも嫁いだ先が近所。しかしイサミガの姑は気が強く・意地悪、かたやムナグズの姑は人情豊かで心優しい人。

ある大潮の日、二人は連れ立って潮干狩りに行く。まだ潮時ではないので、二人でぺちゃくちゃお喋りを始めた。シラミの取り合いをしたり、姑の事を語り合ったりしている。

さて潮も引き、潮干狩りを始める二人。
イサミガは南の穴には大だこを見つけ、北の穴には魚を見つける。
大だこを二匹も捕り、魚も大漁、喜び勇んで家に帰る。いつもいじめている姑にこの大だこを見せれば誉めてもらえるだろうと期待を持って。

しかし、姑はどうせ間男にでも捕らせたのだろうと、そのタコをイサミガに投げつけた。さすがにイサミガもこれには怒り、家を飛びだしてしまった。嫁入りしたからには実家への道を二度と踏むまいと心に決めて嫁いできたのにとうとうその道を踏んで帰るのかと悩み、海岸の崖っぷちから身を投げようとする。しかし、情けある人に救われる。

という話らしいのだが、持っている二種類の工工四には九番までと一三番までしか歌詞が無い。しかし、全ての内容を入れたら歌詞は何番までになるのだろう。恐ろしい!!

※その後、練習してるとムナグズを娘の名前とするとおかしいということに気づきました。
 ムナグズは砂地という地名(ほんとにあるかどうか不明)
 狩俣ぬイサミガ 砂地の女童
 で、イサミガの説明を繰り返しているように思います。

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